愛嬌がある、とか魅力的な、だとかあらゆる
チャーミングさをあらわす能登の方言に「えちゃけ」
ということばがあります。山も海も季節ごとに表情を
変えるこの能登に暮らす人々は、それはそれはえちゃけ。
そんな人々の食卓は、同様にえちゃけで美味しい。
ある時、世界のあちこちに暮らしたひとりの女性が、
能登に惹かれて東京から移り住みました。夏のたけのこ(春じゃないの?)、秋のコケ
(あのコケじゃなくて、きのこ)、冬の水ようかん(夏じゃないの?)……彼女は全国から海外から
友人たちを次々に招待すると、一見地味に映る能登の食事の奥行に、誰もが夢中になりました。
そして愛あるお節介から、その魅力を伝えるちいさな本をつくり始めたのでした。
『えちゃけ』は季節ごとに刊行される(はずの)、能登の食の風土記です!
特集海さざえ 山さざえ
*第4号は完売しました。お買い求めありがとうございました。